油処理剤とは

移し替えられた洗剤

油処理剤とは、食用油などの廃油を処分する際や船舶事故などで海水中に漏出してしまった原油などを細かく分散させて分解されやすくするためなどに用いられます。
食用油処理には、油を固めて水分と分離しさせるものがよく使われていましたが、最近は「処理してそのまま排水として流せる」「洗剤になる」などと謳われた食用油処理剤が出回っています。
しかし、これらについて独立行政法人国民生活センターは、そのような効果は無いとしています。

食用油処理時の注意点
このような商品には、「環境にやさしい」「油が分解して洗剤になる」などの効果が謳われています。
しかし、国民生活センターによるとこれらの処理剤で食用油を処理しても油の量は減少せず、ましてや洗剤に変わるなどの効果もないとのことです。
従って、このような処理剤で処理した食用油を排水口へ流すことは、何も処理しない食用油を流すことと何ら変わらないとのことです。
食用油はこれまでどおり固化して処理するか、紙などに吸わせて一般ゴミとして廃棄して下さい。

現在の状況

洗剤売り場

事故や工業作業中における流出油の環境負荷に対する油処理剤としては、今でも様々なものが販売されています。
しかし、食用油についてはこのように「そのまま流せる」「洗剤になる」と謳っている商品には何ら効果がありません。
このことは公正取引委員会によってすでに平成16年に販売業者へ警告が出されています。
このような効果を謳っている食用油処理用の商品は、逆に環境を悪化させる恐れがありますので絶対に使用しないで下さい。

油処理剤について
油処理剤とは界面活性剤を主な成分とする親水性の性質と親油性の性質を持った部分とでできています。
油処理剤は油を消滅、中和、沈降させるのでなく油を小さな粒にして微生物や太陽による油の自然浄化を助けます。
食用油処理剤は油を凝固、吸収させるといったうたい文句で数多く市販されていますが、現在の製品は従来の製品と違い、原液使用ではなくて希釈して使用するとか、中和の状態も油分の再凝集はしなくて水中に分散するといった点で格段に進化しています。

洗剤について

オイルで反射する水

洗剤には食器やシンクの油汚れを落とす食器用製品、用途に応じてアミラーゼなどの酵素が含まれている洗濯機用製品、浴槽の汚れを洗浄し殺菌する風呂用製品、便器・床両用のトイレ用製品と数多くありますがいずれも界面活性剤を主な成分とする製品です。
強力洗剤なのに手が荒れないとうたっている製品もありますが、界面活性剤の影響で注意が必要なのはその刺激性で長時間かつ大量の使用は避けたほうがよいと思われます。
現在、界面活性剤を使用しない無添加の洗剤が開発されてるとのことで大いに期待できます。

排水について
現在の食用油を処理する製品のなかに処理後そのまま排水口に流せるタイプの食用油処理剤が販売されています。
家庭からでる生活排水を規制する法律がないため食用油を排水するかどうかは消費者の判断にまかされていますが、有機物による水質汚濁という環境負荷の軽減を図るために食用油はなるべく使い切るようにします。
また排水する場合は下水道へ流すと道路内の下水道管の詰まりの原因となり宅地内へ逆流してくる恐れもあるので流さないで新聞紙等に沁みこませてゴミとして捨てるようにします。

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